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【EC運用前に!】知っておきたいマーケティングとセールスの違いとは?

みなさま、こんにちは!

ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する

『きだ』です。

京都では、
「五山の送り火」が終わりとともに
お盆も終わりを告げました。

まだまだ暑さが続く中ですが、
健康に気を付けていきたいですね。

さて、
今回は普段掲載している内容をより深く知るために
「マーケティングとセールスとの違い」を
ご紹介していきます……!


-目次-
1.売りたいから売る!は“セールス”でしかない
2.基本のキ!マーケティングとは
3.現在のマーケティングの主流は……

1.売りたいから売る!は“セールス”でしかない

出発点は「自社の商品やサービス」

セールス(sales)とは、端的に言えば、
顧客に商品やサービスを買ってもらえるように
販促し説得をして購入してもらうこと。

例えば、
居酒屋や家電量販店、アパレルショップなどで
オススメや売り込みが顕著なところが多くあると思います。

服を買うにしても、店員さんが寄ってくる。
気が乗れば買うけど、嫌な思いをしたら買いたくない。

基本的にセールスは、
自社の商品やサービスを売りたい!という“企業視点”。

獲物を見定めてそれぞれのやり方で獲ることで
売上としての成果を上げていきます。

“セールス”は目的やタイミングが異なる

出発点や方向性、
顧客に対するアプローチ方法も異なりますが、

セールスを実施する目的は
売上や販売数の増加が重点を置かれ、
「営業」として行動を起こすタイミングも

セールスについては、
その商品やサービスの存在があってこそ。

本格的に企業が販促活動を行うのは、
商品・サービスが誕生してからになります。

では、マーケティングとは
そもそもどういったことなのでしょうか?

2.基本のキ!マーケティングとは

顧客視点&ニーズの見極めが重要!

セールスとマーケティングは
“営業”と深く関わってくるため混同されがちですが、

マーケティング(marcketing)は……
「商品、サービスを届けたいと思っているお客様へ
的確にその商品を届ける『仕組み』を作ること」

『仕組み』自体は、
SWOT分析ペルソナ分析などを重ねて
戦略を練っていくことで作り上げられます。

事例紹介!「スターバックス コーヒー(STARBUCKS COFFEE)」

STARBUCKS COFFEE(以下スターバックス)は、
アメリカ、シアトル生まれのコーヒーチェーン店。

その規模は、
2020年時点で世界83カ国・32,660店舗を展開。
内、日本では1,704店舗(2022年3月末時点)が展開され、
非常に多くの人に馴染みのあるお店ではないでしょうか。

スターバックスの店内を想像してみてください。
落ち着く雰囲気がありませんか?

大体、店内にいるユーザーは、
作業をしていることが多く比較的には静かで、

・いつもよりも少し贅沢な時間を過ごしたい
・いつもよりちょっと特別な気分を味わいたい
・期間限定の飲み物があるから行ってみよう

上記のように思える店舗づくりがされています。
では、一般的なコーヒーショップとなにが違うのでしょうか?
なぜ、人はスターバックスで飲み物を買うのでしょうか?

店内に広がる工夫とは?

【01】顧客層に合わせた価格帯設定

スターバックスのコーヒーは比較的安価な部類ですが、
それ以外の商品を見ると400円~700円前後

喉が乾いたから買うこと」が前提であれば
街を歩けばどこにでもある自動販売機や
コンビニにいけば半分以下の価格で購入ができます。

しかし、スターバックスに来店する人は、
必ずしも「喉が渇いたから」購入するわけではありません。

決して手の届かない価格設定ではなく、
いつもより少しお金を出せば購入することができ、
顧客は「スターバックス」というブランドが持っている
明確なイメージを購入しているのです。

【02】店内の環境

先ほども例に挙げましたが、
落ち着いた雰囲気を求めてやってくる人、
勉強や仕事をしに来る人に開放されているイメージが強くありませんか?

SNS上などで
時折賛否両論が巻き起こりますが
スターバックス自体も長く居てもらうことに重点を置いており、

内装はアースカラーを基調とし、落ち着いたBGMが流れ、
インテリアも間接照明や居心地のいいソファが用意され
くつろげる空間づくりがなされています。

逆に、立ち食いソバや居酒屋など
回転率を上げたい場所は、
コンパクトな空間での立食形式や
硬めの椅子などが使われていることが多くあります。

図書館だと飲食が禁止だし、
ファミレスやフードコートでは長時間は居られない。
自宅だと集中ができない……という方にもスターバックスでは
適した環境作りがされているといえるのではないでしょうか。

【3】豊富なメニューと顧客年齢層

エスプレッソやコーヒー各種、
甘いフラペチーノ系のドリンクに、キッズ用ココア。
コーヒーが飲めなくても紅茶やミネラルウォーター、ジュースもあります。

季節に合わせた期間限定メニューがあるだけでなく
好きなようにカスタマイズすることもでき、
サイズ展開も豊富にあります。

「スターバックス」の店舗では、
老若男女問わず「スターバックス」と言う場所を
楽しみたい方それぞれの好みに合うようになっています。

こうやって考えてみると、面白いですよね?
ECサイトでも客層にあった雰囲気づくりは
顧客の心を掴みやすくなり、工夫できるポイントです。

こうしたスターバックスの取り組みは、
顧客目線やニーズを汲み取り、分析して行われています。
実店舗ではありますが、これぞ良いマーケティング例!と言えそうです。

▼販売戦略などに役立つ記事はこちら!


3.現在のマーケティングの主流は……

注目度上昇!「SNSマーケティング」

上述したスターバックスの例ですが、
特にTVCMを見かけたりするわけじゃないのに、
なぜ人気なのでしょうか……?

それは、
SNSの存在が雄弁に物語っています。

人が「美味しい!/楽しい!」とポジティブなワード出していたり、
楽しそうな光景がよくでている場所には自然と足が向いたりしませんか?

SNSが台頭し始めてから、
みんなで情報を共有することの民度が高まり、
一般的になってまいりました。

「スターバックス」が人気になったのは、
Z世代を中心とした
SNSのアクティブユーザーの手によって、
着々と幅広い世代に広がったからではないでしょうか?

今回分析したことによって、
ほんの僅かですが、
スターバックスの『仕組み』が明らかになりました。

こういった幾つもの『仕組み』が集まることで、
マーケティング”という形になります。

各SNSでも公式アカウントを持つ
企業向けの発信が多く出回るようになり、
SNSの存在感は日に日に増しています。

オフラインとオンラインの融合!

また最近の流れでは、
インターネット/オンラインの世界に留まらず
オフラインとオンラインが融合する傾向にあり、
これまで敷かれていた境界線が徐々に薄まりつつあります。

この流れも
顧客側(消費者)の利便性向上という出発点からだと思うと
現代マーケティングの浸透率にも驚かされますよね。

詳しくは過去の記事でご紹介しておりますので
ご興味のある方はぜひご覧くださいませ!



さまざまなマーケティング手法から
更なる高みを目指していけるよう
今後もたくさんの情報を記載してまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします~!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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