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あの大手が提唱した「スモールマス」とは?“ニッチ”との違いは?

みなさま、こんにちは!

ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する

『きだ』です。

今日は末広がりの8が揃って
縁起がよさそうですね!

夏の暑さも本格的に強まってますが、
まもなく秋が来ると思うと
季節の移り変わりの早さに驚かされますね。

さて、本日の記事では、
「スモールマス」の概要や
似ている単語との違いをご紹介していきます!


-目次-
1.「スモールマス」とは一体?
2.「ニッチ」や「STP分析」との違い
3.実践に必要なことは?

1.「スモールマス」とは一体?

提唱者は?

化学メーカーとして知られる花王が
2015年ごろから提唱し、
スモールマス市場」と呼んで
マーケティングに活かしはじめました。

スモールマスとは?

スモールマス(Small Mass)」は、
消費者全体を指すマスよりも
小さい消費者のグループを指す言葉として生まれ、

ライフスタイルの変化などで
消費者の興味やニーズは多様になったことを背景に
スモールマスが増えはじめたことで

従来の大量生産、
大量販売・大量プロモーションを前提に
消費者全体に同じ方法で行うマスマーケティングでは
消費者のニーズに対応できなくなり始めました。

そこで、ニーズに対応すべく
スモールマスマーケティングとして
スモールマスを対象とした戦略が生まれました。

例えば、
どんなものが当てはまるかというと、

オーダーメイドで
香水やシャンプー、口紅を作ったり
サプリやコンタクトを売り出すといった事例もありますが、

オーダーメイド以外でも、

・敏感肌向けのスキンケア商品
・髪の広がりが気になる人向けのシャンプー
・酸味や苦みが好きな人向けの珈琲 など

消費者のニーズや悩みに向けて
対象を絞った商品やサービスを売り出すことも戦略の一つです。

▽「年代別の消費動向」は?



▽「マーケティングの歴史と変遷」はこちら!

2.「ニッチ」や「STP分析」との違い

「スモールマス」と「ニッチ」の違い

スモールマスは、
より小さな消費者グループを指しましたが、
ニッチ(niche)は、
大企業が進出しないような小規模な分野を指し、

元々は、建築用語ですが、
「ニッチな趣味」などの言い回しが日常でも散見されますが、

ニッチ産業、ニッチビジネスであれば
専門的で小規模ゆえに大企業が手を出さず、
可能性はあるもののまだ確立していない市場のことです。

そのため、
スモールマスは小規模な市場という意味で使われますが、
ニッチは需要がある市場の新規開拓などを
表現するために用いられるといった違いがあります。

「スモールマス」と「STP分析」の違い

STP分析
自社の商品やサービスありき
ターゲットを明確化して、戦略を立てるための分析です。

しかし、スモールマス戦略の場合は、
ユーザーのニーズが優先され、商品を開発していきます。

つまり、

スモールマスが個々を対象にするのに対して
STP分析ではある層を一つの枠に当てはめ対象にしています。

▽STP分析について詳しくはこちら!

3.実践に必要なことは?

情報の収集が大切!

自社が推し進めていきたい
商品やサービスをアプローチしていくには
どのくらい需要があるかを知る必要があります。

例えば、
・需要は本当にあるのか
・どのくらいの規模なのか
・どんな人物なのか
・悩んでいること、困っていることはなにか

生活に欠かせない日用品などでは
夏の暑さに参っている人がどれだけいるのか、
新生活に不安を抱いている人はどのくらいいるのか
SNSなどの投稿数を見て、深掘りしていくことで

既存顧客や潜在顧客含めて、
上記のような情報を収集していき
顧客に受け入れられるかどうか判断するための情報を収集し、
商品販売やキャンペーン展開などに役立てられます。

スモールマスへの伝え方を工夫する

情報収集をひと通り行ったら、
その情報を元に広告などを打ち出して認知度を高めます。

例えば、最近よく見かけるのは、
ハッシュタグやRT機能などを利用したキャンペーン応募です。

この手法は、商品やサービスの認知度を上げるだけでなく、
企業の提供している商品やサービスの
ファンを増やすために欠かせない「共感」を
同じ境遇立場価値観を持つ人へと届けることができます。

また、収集したエピソードを特集サイトや、
現実で目に入りやすい広告などに載せたり、
広告にタレントなどを起用することで更に認知度を高め
情報の届く範囲を広げていくことが大切になります。

デジタルやリアルを問わずに
情報を循環させてどのように伝えるか
「スモールマス戦略」でのキーポイントです。


情報収集と情報の循環が、
スモールマスマーケティングの要です……!
ぜひ、今一度確認されてみてくださいね!

それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。

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