マーケティングをより知ろう!『ドラッカー&コトラーの“マーケティング”』とは?

みなさま、こんにちは!
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
『きだ』です。
3月も後半に突入……!
卒業シーズンも
真っ只中といえるころでしょうか?
京都では、
徐々に桜が開花していますが
皆様のお近くではいかがですか?
さて、今回のブログでは、
『ドラッカー&コトラーのマーケティング』
を、ご紹介いたします。
-目次-
1.「そもそも、お二人ってどちらさま?」という方に
2.ドラッカー氏のマーケティング
3.コトラー氏のマーケティング
1.「そもそも、お二人ってどちらさま?」という方に
このお二人こそ、
現代マーケティングにおける土台です!
P.F.ドラッカー氏(1909-2005)
オーストリア・ウィーン生まれの
ユダヤ系オーストリア人経営学者で、
「現代経営学」あるいは「マネジメント」の発明者です。
『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海 著)』
2009年に話題になったこちらの本でも
タイトルに名前が出されているので、
名前を聞いたことはあるという方も多いのではないでしょうか?
フィリップ・コトラー氏(1931-)
アメリカ合衆国の経営学者。
「近代マーケティング」の父とも呼ばれる人物です。
昨年、2020年11月6日には、
コロナ禍でオンライン開催となった
eWMS(※)で講演をされていました。
高齢となった現在でも、
マーケティングの最前線にいることで知られています。
※eWMS=ワールド マーケティング サミット オンライン
それでは、2人のマーケティングについて
見ていきたいと思います。
▼マーケティングとその歴史についてはこちら!

2.ドラッカー氏のマーケティング
ドラッカー氏はマーケティングについて、
著書に下記の言葉を遺しています。
販売とマーケティングは逆である。
同じ意味でないことはもちろん。補い合う部分さえない。
何らかの販売は必要である。
だがマーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、
おのずから売れるようにすることである。
出典:『マネジメント』著:P.F.ドラッカー
「我々は何を売りたいのか?」(一人称)
……ではなく、
「顧客は、何を買いたいか?」(二人称・三人称)
ということが、マーケティングであり、
マーケティングの理想
=販売を不要にすること。
……思い当たる節として、
最近は、「値切り文化」も息を潜めていると思いませんか?
なぜ、値切り文化があまり聞こえなくなったか?というと
それは、「セールス」という
売り方に合わせた交渉方法だったからです。
多少、接客販売の面では、
「セールス」いう売り方は残っていますが、
現在は、顧客様も「価値を見出すこと」で購入をしています。
3.コトラー氏のマーケティング
コトラー氏の場合はどうでしょうか?
彼は、著書でこんな言葉を述べています。
充足されていないニーズや欲求を突き止め、
その重要性と潜在的な収益性を明確化・評価し、
組織が最も貢献できる標的市場を選択した上で、
当該市場に最適な製品、サービス、プログラムを決定し、
組織の全成員に顧客志向、顧客奉仕の姿勢を求めるビジネス上の機能である。
出典:『コトラーのマーケティング・コンセプト』
小難しい漢字ばかりが並んでいるので、
2つのパートに分けて説明していきます。
Part1「ニーズや欲求を突き止める?」
「不便だな、充たされていないなというニーズや欲求をつきとめて、
重要性や収益性を評価して、 企業が“最も”貢献できる市場を選択する。」
◇例えば、どういうこと?《事例で紹介!》
コロナ禍において、
『コロナビールを生産しているグルポ・モデロ社が
ビールの生産を一時停止し、アルコール消毒液を寄付した』
という、ニュースを覚えていらっしゃいますか?
これも、アルコール消毒が不足しているニーズに、
グルポ・モデロ社が適応し、貢献する市場を選択した一例ですよね。
◇これまでのブログ記事でいうと?
『ペルソナ分析』や
『ランチェスター戦略』に関連していきます。


Part2「顧客視点での製品提供?」
「顧客視点に立ち、市場のお客様が価値を感じる
最適な商品・サービスを提供し、顧客様から支持され続ける姿勢を求める」
◇例えば、どういうこと?《事例で紹介!》
Apple社のiPhoneはリリースをしてから
幅広い世代に渡り、
ファンがブランドを支えています。
ネットショップや実店舗でも、統計学的に、
お店の売上全体の8割は、
リピーター様の購入で成り立っているともされています。
いかに、顧客様ファーストの志向が
重要か見えてきますよね。
◇これまでのブログ記事でいうと?
『4C分析』や『ゴールデンサークル理論』、
『パレートの法則』に関連していきます。



マーケティングは、
一つの考えだけでなく、すべて繋がっていることを
ご理解していただけましたでしょうか?
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。