商品・サービスを販売前に知っておきたい!?『イノベーター理論』とは?

みなさま、こんにちは!
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
『きだ』です。
(本日、実は私の誕生日でもあります……!)
あっという間に、
2月もあと残り2日になりました!
楽天はそろそろ、
あの一大イベントの時期かなと
思いますが、
3月というと、
別れと新しい出会いに向けて
ワクワクしてきますよね!
さて、本日のブログでは
『イノベーター理論』について
ご紹介させていただきます!
-目次-
1.『イノベーター理論』とは?
2.『イノベーター理論』、5つのタイプ!
3. 事例で紹介!《ポケモンGO》
1.『イノベーター理論』とは?
提唱者は?
1962年、スタンフォード大学教授
エベレット・M・ロジャーズ氏が、
著書『イノベーション普及学』という著書において提唱しました。
『イノベーター理論』とは?
情報が溢れる現代社会、
情報と同じように次々と新しい商品やサービスが開発されています。
例えば、
現在はかなりの人気と普及率を誇るスマートフォンですが、
Apple社のiPhoneが登場するまでそれほど人気はありませんでした。
中には、セキュリティ面などで
使用をするにも懐疑的な人々もいたようです。
世の中に、なにか新しい商品やサービスを送り出す際、
私たちは、まず、“市場規模を大きくする必要性”があります。
そのため、消費者を5つの層に分類することで、
新しい商品・サービスがどのように市場に普及していくのかを分析したものが
『イノベーター理論』です。
2.『イノベーター理論』、5つのタイプ!
上の図は本来であれば時間の経過とともに
商品・サービスを手に取ったユーザー数が緩やかに上昇し、
アーリーマジョリティからレイトマジョリティにかけて下降していく、
釣鐘型の図で表されます。
では、それぞれここに書かれているタイプが、
一体どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう!
イノベーター=革新者《市場全体の上位2.5%》
★情報感度、ピカイチ!
★新しいものを積極的に取り入れる
★好奇心が強い
例えば、
iPhoneの新型発売のために深夜から並んでしまうほどファンであったり、
商品の真新しさや最先端の技術など、とにかく“新しい”ことに価値を感じるタイプ。
アピールポイントは、
〇最新鋭!
〇最先端!
〇革新的!
など、こういったワードで
こちらのタイプには訴えることができます。
アーリーアダプター=初期採用者《市場全体の13.5%》
★世間や業界などのトレンドに敏感!
★アンテナを常に張って情報収集し、判断する
★単に“新しいもの好き”というだけでなく、価値や具体的なメリットを考えます
普及する可能性がある商品・サービスにいち早く目を付け、
“良い”と判断したものを購入するため、
イノベーターとは違い、“新しい”だけでは手に取りません。
このタイプは、「インフルエンサー」などとも呼ばれ、
この後出てくるアーリー/レイトマジョリティへの影響力も絶大です。
例えば、
ある芸能人が商品を勧めるということがよくありますが
彼/彼女らもそのメリットに着目し、他の人へもアピールをする役割をします。
アピールポイントは、
〇従来品と比べて良い点
〇流行の可能性
〇“新しさ”+具体的なメリットや価値
などを訴求していくと、彼/彼女らに刺さります。
アーリーマジョリティ=前期追随者《市場全体の34%》
★前の2つに比べれば、比較的に商品購入などには慎重な層
★“流行に乗り遅れたくない”といった志向が強い
★平均に比べると早く新しいものを取り入れる
先程、登場した「アーリーアダプター」の影響を強く受けるのが
この層の特徴です。
また、市場全体に浸透する橋渡しのような役割も担うため、
「ブリッジピープル」とも呼ばれることがあります。
例えば、
アーリーアダプター(例:芸能人)が、
とある飲料水をアピールしたSNS/広告が出る
▶彼/彼女らのファンや同化したい人たちが購入をします。
また、情報の最前線に常に接している
中高生などもこの層にあたります。
(TikTokやLINE・Facebookなどの流行も、この世代からですよね)
アピールポイントとしては、
〇すでに流行が始まっていること
〇流行に乗り遅れるという恐怖
〇ユーザーとなる合理性やメリット
例えば、「みんなが使っている/SNSで流行中!」など
使用者が大多数いることのアピールも有効です!
レイトマジョリティ=後期追随者《市場全体の34%》
★これまでの層に比べ懐疑的
★周りの動向に合わせるタイプ
★多数派だと判断しなければ動かない慎重派
これまでの層に比べると、
新しいものを取り入れることに消極的な層です。
みんながやっているから、
周りに勧められてといった理由で
なにかを購入した経験はみなさんにもありませんか?
この層へのアピールポイントは、
〇多くの人が採用していること
〇逆に、採用していない人が少数派であること
〇選んだことでの失敗がないこと
などが挙げられます。
ラガード=遅滞者《市場全体の16%》
★これまでの層の中で一番、保守的な層
★新しい物への関心が全くない
★伝統的・文化的になるまで購入しない
彼/彼女らの層の中には、
最後まで購入をしない人もいます。
例えば、
新発売になった「チョコレートがけ」のポテトチップスより、
いつも自分が購入する「うすじお味」のポテトチップスを選んでしまう。
石橋を叩いて渡り、冒険心を出しての危険は冒さないタイプです。
アピールポイントとしては、
〇すでに定番の商品であること
〇次々出てくる新商品よりも安心して使えること
〇歴史があること(例:老舗、創業〇〇年)
お店の定番商品が分かると、
「あ、よく頼まれるのか」と思えるので
安心要素も増えますよね。
また、歴史=それまで築き上げた信頼にも取れますし、
技術への安心感を感じさせられます。
このように、
ラガードタイプには『安心感』を持ってもらうのも
商品購入へ繋がるやもしれませんね。
さて、タイプについては、ご紹介しましたが
「結局どういうこと?」というのを、事例でもご紹介させていただきます!
3.事例で紹介!《ポケモンGO》
ポケモンGOとは?
Niantic(ナイアンティック)と株式会社ポケモンによって
共同開発されたスマートフォンアプリです。
名前を聞いたことがある方だけでなく、
実際にプレイした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
【内容】
街を歩いてアイテムを集めたり、卵を孵化させたり、
集めたアイテムを使いポケモンをGETしたり、
育てていきジムなどでバトルも行えるゲーム。
2016年リリース当時、話題をかっさらい、
街中でスマートフォン片手にうろうろする人や
自転車や車での操作などが問題視されたことも記憶に新しいですよね。
さて、こちらのポケモンGOですが、
日本配信がアメリカなどに比べて遅かったことで
色々な説が囁かれました。
そのある説が、
『イノベーター理論』にも沿うものなのでご紹介したいと思います。
なぜ、日本での配信が遅かった?
まず、公式から述べられているのは、
すでに日本では老若男女問わず認知度のある『ポケモン』
=予想ユーザー数が多いという点で、
それまでに、バグの排除や安定したサービスの供給をするためでした。
当時、非公式界隈で
もう一つ述べられていた説は、
日本は、「悲観的/批判的なユーザー性があるため」だったというもの。
まず各国で導入することによって、
「アメリカで社会現象」
「各国で人気が爆発」といった報道記事に繋げ、
「みんなが、アプリをダウンロードしている」
「大多数がしているから、じゃあ自分も」
と思ってもらいやすい環境を作り上げていたというものでした。
「沈没船ジョーク」をご存知ですか?
簡単に言うと、
その場面によってその国民性が現れるというものです。
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世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。
しかし、乗客の数に比べて、脱出ボートの数は足りません。
したがって、その船の船長は、乗客を海に飛び込ませようとしますが…。
さて、船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉とは何でしょう?
アメリカ人に対して・・・「飛び込めば、ヒーローになれますよ」
ロシア人に対して・・・「海に、ウォッカのビンが流れていますよ」
イタリア人に対して・・・「海で、美女が泳いでいますよ!」
フランス人に対して・・・「決して、海には飛び込まないで下さい」
イギリス人に対して・・・「紳士は、こういう時に海に飛び込むものです」
ドイツ人に対して・・・「規則ですので、海に飛び込んでください」
中国人に対して・・・「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」
日本人に対して・・・「みなさんはもう飛び込みましたよ!!」
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今見ると国民性を謡っているようで
差別的な要素も含み、微妙な気分になりますが、
日本は周りを伺い、
他者との同調意識が高いという点では言い得て妙ですよね。
さて、何が言いたいかというと、この説でいえば、
日本は『イノベーター理論』でいう
「レイトマジョリティ」だと考えられていたというわけです。
公式では、サーバーの負荷を避けるためといった回答があったので、
こちらは囁かれている説でしかありませんが、どこか納得してしまいませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。