『プロジェクト』に、必要な三つの条件とは?【前編】

みなさま、こんにちは!
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
『きだ』です。
関西でも緊急事態宣言が出て
一週間とすこし。
飲食店の閉店時間が早まり
“夕食難民”と呼ばれる人々が
続出しているようですが
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
(この呼ばれ方は物議を醸しているようですが……)
かくいう私は、近隣のスーパーに寄ると、
少し遅くなったなぁという日には
惣菜等を買い損ねる日が増えており、
中々、大変な最中ですが、
EC市場の更なる拡大には
追い風だと信じて日々を過ごしています。
さて、今回は、基本に立ち返り
『プロジェクト』に必要な三つの条件について
前編・後編に分けて、ご紹介させていただきます。
-目次-
1.そもそも、『プロジェクト』とは?
2.必要な三つの条件は、コレ!【完了条件・協力条件編】
1.そもそも、『プロジェクト』とは?
プロジェクトとは?
仕事をしていると、
かなりの頻度で接することのある“プロジェクト”
「……みんなが使っている言葉だけど、いまいちピンと来てない」
「そもそも、どういうこと?」
そういう方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでの“プロジェクト”は、
ビジネスだけではなく、プライベートにも潜んでいる
「目標を達成する為にしなければいけないこと」として捉えてください。
例えば、
〇誕生日を祝うためにおいしいケーキを作る
〇好きなアイドルのコンサートがあるから痩せる
〇ご飯を作るためにスーパーへ行く
生活の中の小さなことかもしれませんが、
実はこれらも全て“プロジェクト”です。
▼目標の立て方については、下記をご覧くださいませ

2.必要な三つの条件は、コレ!【完了条件・協力条件編】
完了条件《ゴールの設定》
◇そもそも、どういうこと?
まず、「ゴールを設定していない」という状況は、
どういうことだと思いますか?
例えるなら、
“暗闇の中を目的地もなく旅している”ような状況です。
そのせいでどこへ行けばいいかを迷ったり、
一体どこまで続いているのか分からない道を
延々と歩き続けなければいけなかったりしてしまいます。
けれど、街の明かりや灯台などの目印があれば、
誰でもそこを目的地にすることができますよね。
“目的地”ができることで、
そこに辿り着くという“目標”ができ、
辿り着くつくためにどうすればいいか“計画”を練ることができます。
その過程を得るためには、
“完了条件《ゴールの設定》”が必要です。
◇ビジネスでいうと……?
ビジネスでいえば、
「その事業を通しての最終地点は、
一体どこにあるのか?」ということです。
社会の役に立つため、
お客様に喜んでいただくため等、様々な目的があると思います。
ただ、“プロジェクト”には欠かせない日々の仕事でも、
目的地が分からない・見失っているということもあるかと思います。
仕事をしている際に、
「あなたの仕事は目的を見失っている」
そんなことを言われてしまった経験はありませんか?
なぜ、そういうふうに言われてしまうのか?
それは、“目的”が自分でも気が付かないうちに
変わってしまっているからです。
例えば、
「サービス向上」という“目的”のために、
社内で情報共有を徹底するという“目標”を立て、
日々の業務をシートへ記入するという“計画”があるとします。
……けれど、仕事に追われ、
一刻も早く帰りたくてシートを記入している。
この時点で、『サービス向上』という目的が『早く帰ること』になっています。
そして、それは目の前のことを、
ただ処理しているだけになってしまっているんです。
(もちろん、早く仕事を終わらせることが悪いわけではありません。)
目の前の業務にどういったバックグラウンドがあり、
今後どうしていくためにこの作業をしているのか?
この考えを念頭に置いておけば、
仕事への取り組み方も変わっていきます。
そうして明確化することで、
より一つ一つの仕事の意味合いも変わっていきます。
なので、
旅の目的地=完了条件を決めることです。
協力条件《チームが前提》
◇そもそも、どういうこと?
「チームですることが、なぜ前提なの?」
「1人じゃダメなの?」
と、思ってしまいがちですが……
例えるなら、
「RPGゲームで仲間を集めてパーティを組んだ状態」のほうが、
余程の猛者でもない限り、
“勇者一人だけ”よりもクエスト(=仕事)は進められますよね。
敵からの攻撃(=リスク)が続いてHPが削られれば、
そのままゲームオーバー(=案件失敗)になってしまうかもしれません。
けれど、魔法を使える“僧侶”がいれば蘇生ができたり、
交渉が得意な“商人”がいれば欲しい武器が安く手に入り、
弓の名手がいれば中・長距離戦に対応することができます。
それぞれ得意・不得意をもった仲間がいることで、
死角が狭くなり、さまざまなクエストを受けることができるようになります。
◇ビジネスでいうと……?
ビジネスの場面でも、一緒ではありませんか?
プロジェクトチーム組む際も、
それぞれの役割が重要になります。
チームで取り組み、尚且つ、チーム力を最大化すれば、
一人よりも心強くありませんか?
チーム維持に必要な4つのポイント
①AAP
安心(A)・安全(A)・ポジティブ(P)
の場にすることをチーム全体で心がける。
反対にいえば、
不安(F)・危険(K)・ネガティブ(N)
にならないように個人でも気を付けていきます。
②言葉の定義をすり合わせる
例えば、「今日中に資料をお願い」と
Oさんが、Aさん・Bさん・Cさんに頼んだとします。
A:「今日中ですね(じゃあ、今日の23:59までか)」
B:「今日中ですね(業務終了は18:00だから、17:00には渡そう)」
C:「今日中ですね(業務が詰まってるから、明日の業務開始前まででいいかな)」
▼
Oさん「え、なんでこの時間!?」
Cさんは極端な例かもしれませんが、
コミュニケーション不足によって実際に起こりえる問題です。
もちろん、人それぞれの価値観や考え方が違うことは、チーム外でも起こりえます。
100%、考え方の一致している人間に会うことは稀ですよね?
だからこそ、チーム内での認識のすり合わせと
コミュニケーションは欠かせません。
③共感とゴールの共有
船を漕ぐとき、
みんながバラバラの方向を向いていたら
一向に船は進んでくれませんよね。
もちろん、別の視点のアプローチも必要な時はありますが、
「目的地に辿り着くために何が必要か?」
前述したコミュニケーションも、もちろん大事ですが、
共通した“やりがい”を持つことです。
共通した“やりがい”を持ってチームで動く限り、
本気でやっていくぞ!と足並みをそろえるキッカケになります。
④相手への尊敬(リスペクト)
価値観や考え方が違うからこそ、相手への尊敬は欠かせません。
シャットアウトをして、
他者を締め出してしまうことは思いのほか簡単ですが、
これまで挙げた3つのポイントも、尊敬がなければ成り立ちません。
立場の違いや年齢差、性別の違いはあっても、
同じチームの仲間を大切にすることは他に比べようがないくらいに、
一番大切で、チームのために欠かせない軸といえます。
このような条件が、
前提にあることを考えると
普段携わっている“プロジェクト”について
徐々に方向性が見えてきませんか?
【1月25日更新の回にて、後編はご紹介させていただきます!】
さて、いかがでしたか?
今回は、プロジェクトを進める上で、
欠かせない条件(完了条件・協力条件について)を
まずは、2つご紹介させていただきました。
是非覚えていただいて
お仕事に役立てていただけましたら幸いです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。