利益アップへの道 ~黒字倒産とは?~

みなさま、こんにちは!
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
『ますだ』です。
Twitterを見ていたら、
”京都38度”というワードが、
トレンドに上がっていました。
その文字を見ただけで、
暑くなってきました…。
さて、今回のテーマは、
「黒字倒産」について。
黒字なのに倒産。
あまり聞いたことがない
言葉ですが、どの企業にでも
起こりえることです。
詳しく見ていきましょう。
-目次-
1.「黒字倒産」とは?
2.黒字倒産の原因は?
3.黒字倒産の対策は?
1.「黒字倒産」とは?
”倒産”という言葉を聞くと、
赤字をイメージしませんか?
しかし、実際は、
赤字だから必ずしも倒産する
…ということはありません。
利益が出ていなくても、
現金がたくさんあったり、
融資・増資など資金調達が
可能な場合は、倒産しません。
もちろん、
この赤字状態が長く続くと、
それこそ赤字倒産してしまいますが…。
話を戻して、今回お話する
「黒字倒産」は、
利益を生んでいるのに、
必要な資金が不足してしまい、
倒産することです。
想像してみましょう。
商品を販売したとき、
その場で代金を受け取れるとは限らず、
現金を受け取れるのは数ヶ月後
ということは、よくありますよね。
その現金を受け取るまでの数ヶ月間に、
仕入費用や、人件費・家賃などの支払いで
必要な経費が不足してしまって、
結果、倒産してしまう。
これが「黒字倒産」です。
商品を販売したことで、
利益が発生しているので、
黒字です。
しかし、
必要な経費が不足してしまい、
倒産してしまう…というわけです。
2.黒字倒産の原因は?
黒字倒産の原因は、
非常にシンプルです。
「どんぶり勘定」で、
経営を行なっていること…ですね。
もちろん、
取引先の都合で、
予定していた入金がなかった
などの突発的な原因もあり得ます。
しかし、たいていは、
資金管理や運用が計画的に
出来ていなかったことが原因です。
お金だけでなく、
商品の在庫も同様です。
在庫管理が不十分だと、
どの商品をどれくらい仕入れるかが、
分からず、結果的に、
過剰在庫になってしまいます。
時間の経過や品質の低下により、
過剰在庫は溜まる一方…、
保管スペースは圧迫され、
管理費用もかかります。
過剰在庫があればあるほど、
必要経費がかかるので、
結果、黒字倒産…という
パターンは少なくありません。
3.黒字倒産の対策は?
黒字倒産しないための
対策は、次の通りです。
・入金・出金タイミングを見直す
・過剰在庫を避ける
・入出金の状況を把握する
要約すると、
先を見越した経営を心がければ、
黒字倒産は避けられる…ということです!
1.入金・出金タイミングを見直す
黒字倒産は、
入金と出金のタイミングの
ズレによって起こります。
そのズレを減らせば、
黒字倒産を回避できます。
商品を販売したときに
代金を受け取るタイミングを、
なるべく早くして、
さらに必要経費を
支払うタイミングは、
できるだけ後ろに持ってくる。
これが一番の理想形です。
入金タイミングを早めることで、
手元の資金を増やし、
支払いタイミングを遅らせることで、
資金をキープすることができます。
もちろん、
取引先や必要経費の支払先との
交渉は必要です…。
2.過剰在庫を避ける
前にお話したとおり、
過剰在庫は必要経費を増幅させるので、
なるべく避けましょう。
商品分析をすることで、
どの商品がどのように売れているのか
を見える化することができます。
こちらの記事で紹介している、
OPQR分析は、おすすめです!

3.入出金の状況を把握する
こちらも非常に大事です。
自社・自店舗に、
どれくらいのお金が入り、
どれくらいお金が出ているのか、
しっかり把握しましょう。
それが分かれば、
「気が付いたら資金が不足している」
という事態は防げます。
年間・月間で把握するだけでなく、
できれば日ごとで把握できると、
黒字倒産のリスクはグッと減ります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

さて、いかがでしたか?
アフターコロナである、
これからの経営については、
こちらの記事でも、
詳しく解説しております。

また、黒字倒産の回避には、
弊社の楽々通販2も、
きっとお役に立てるはずです。
よろしければ、
こちらの記事も参考にしてみてください!

今回もお読みいただき、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!
以上「ますだ」でした。
それではまた!