利益アップへの道!~限界利益について~

みなさま、こんにちは!
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
『なべ』です。
入社から4か月が経ちました。
時間が経つのがあっという間で恐ろしいです。
少しずつ知っていることも増えてきましたが、
わからないことが無限に出てくるのを感じる毎日です。
さて、本日お話しするのは、
利益アップに重要な「限界利益」についてです!
-目次-
1.限界利益とは?
2.限界利益率
3.限界利益が利益アップの鍵
1.限界利益とは?
商品やサービスを販売した売上に連動する形で得られる利益のことを
「限界利益」といいます。
限界利益は下記の計算で求められ、
会社が儲かっているのかそうではないのかの基準になります。
限界利益=売上高-変動費
https://www.smbc-card.com/hojin/magazine/bizi-dora/accounting/limit_profit.jsp
上の図を見てみますと、
限界利益が大きくなればなるほど利益が上がっている
ことがわかります。
限界利益が大きいということは、
売上高に対して変動費が抑えられている、もしくは変動費に対して
多くの売上高を上げているということになります。
例えば、150円で買った商品を170円で販売した場合、
単純に考えて20円の利益が見込めます。
こちらが限界利益となります。
ここから広告宣伝費などの他の変動費などを引いた額が
最終的な利益の「経常利益」になります。
つまりこの20円がもっと数字が大きければ、
最終的な経常利益が残りやすい
ということなのです。
逆に、150円で仕入れた商品を140円で販売し続けても、
限界利益はマイナス10円なのでいつまで経っても売れません。
この場合は、売り方を変えるのか、販売自体をやめるのか
といった判断が必要になります。
こういう点を見ると、
限界利益は単純に売上高を見るよりも
最終的な利益の判断に重要な指標といえます。
2.限界利益率
限界利益率とは、売上高に対する限界利益の比率を指します。
こちらの計算も単純で、
限界利益率=限界利益÷売上高
で、求めることができます。
https://biz.moneyforward.com/blog/14252/
上の表を見てみると、一件売り上げも限界利益も
製品Bの方が多く感じますが、限界利益率で計算してみると
その割合は製品Bの方が低くなっています。
そのため、
製品Bは製品Aよりも多くの売上高を出す必要があります。
単純井限界利益の大きさで比べるのではなく、
限界利益の割合を考えることも重要です。
https://biz.moneyforward.com/blog/14252/
また、上の図のように固定費と売上高が一緒でも、
変動費に差があり、限界利益率にも差が生まれると
営業利益にも大きな差が出ていることがわかります。
3.限界利益が利益アップの鍵
以上を踏まえたところ、
限界利益を知ると
・商品やサービスを販売したときの直接的な利益を知ることができる
・最終的な利益である経常利益の基準になる
というメリットがあります。
商品やサービスの販売の際に、固定費を抑えたとしても、
変動費が大きく限界利益が小さければ、最終的な利益も
低くなってしまいます。
つまり、変動費をいくらにすれば
固定費が回収できるのかという判断もできるのです。
限界利益率が高いほどその会社は収益率が高い
ということになり、限界利益を常に視野に入れることで
変動費の改善や固定費の改善の方向性を決めることができ、
継続性のある会社を目指すことができます。
固定費については、以下の記事もご参考ください!

いかがでしたでしょうか?
利益が上がっていない!と気づいたときには、
限界利に一度注目してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
『なべ』でした。
それでは、また次回!