シニア層向けラクマ講座とスマホ普及率

みなさんこんにちは。
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト運営での黒字化を支援する
「もなか」です。
今日はフリマアプリ「ラクマ」の新規顧客獲得への動きをご紹介していきます。
フリマアプリ「ラクマ」と
シニア女性誌部数で1位を誇る「ハルメク」が共同で
「シニア向けのフリマアプリ教室」を開催しました。
ハルメクの読者31名が参加しラクマの使い方を中心に行われました。
ラクマとは?
ここで一度、ラクマについてみていきましょう。
CMでもよく耳にするラクマとは、
楽天が運用しているCtoC、フリーマーケットアプリです。
楽天会員のIDがそのままユーザーになるため、
普段楽天を利用している方は
新たに登録する手間が無い為始めやすいことが特徴です。
また、「フリル」という女性向けのフリマアプリが元になっているため、
女性ユーザーが多いです。
ちなみに出品時の手数料は元々は無料でしたが現在は3.5%かかります。
20代30代が利用者層として多いですが、
近年新たに60代層も増加傾向にあるようです。
60代以上で新規ユーザー数が30倍に
ラクマでは意外な事に60代以上の新規ユーザーが
3年間で約30倍になっているそうです。
ガラケーで利用されている3G回線のサービスの終了に伴い、
60代以上のスマホ利用者が増えている傾向があるのかもしれません。
今回は更に多くのシニア層を取り込むため
ハルメクのスマホ講座の時間と場所を利用して開催されました。
ちなみにハルメクではスマホの特集や講座を開催するなど、
シニア層に向けたスマホ利用の間口を広げる試みをしています。
実際にラクマを体験
講座は2日間行われ、
1日目には「フリマアプリとは」「ラクマの特徴は」など
基本的な開設から始まり、スマホを使ってラクマのアプリダウンロードを行い、
実際に出品されている商品を見たり、検索機能を使って商品の検索などが行われました。
最後に参加者が持参した不用品を実際に出品し、
簡単に出品ができる利便性を体験。
2日目には、売れた後の対応について
商品の梱包方法や発送の仕方、評価の仕方などを学び、
売上金を銀行振込や楽天キャッシュにチャージすることで
楽天ペイでも利用できることなどを学習。
2日間で随分と敷居が下がった様です。
すこし話が戻りますが、MMD研究所が発表した
「2012~2018年を対象としたシニアスマートフォンの利用推移調査」によると、
2012年には12.7%だったシニアのスマートフォン利用者が
2015年に30.2%、2018年には61.5%に成長しています。
逆に、2012年にはフィーチャーフォンの利用者の割合が87.3%でしたが、
2015年に69.8%、2018年に38.5%に減退しました。
また、NTTドコモが調査した内容によると
70代のスマホ所有率が2019年に43%となり、
ガラケー利用者39%を初めて上回る結果となりました。
60代に関しては、2019年のスマホ所有率が70%、
ガラケー所有率が29%と圧倒的な普及率を誇っています。
つまり今後、シニア層向けのスマートフォンの講座などで
基本操作やアプリなどの使い方がより浸透すれば、
高齢者層のECサイト利用率も今より飛躍的に増加する可能性があります。
これからのネットショップを考えていくうえで、
インターネットに慣れている若年層ばかりではなく
高齢者層の事も視野に入れた動きが重要になってくるのかもしれません。
それでは、また。