錯覚を招く心理 シャルパンティエ効果とは

皆さんこんにちははじめまして
ネットショップの活性化を目指し、
ECサイト経営での黒字化を支援する
「さとう」です。
最近「~効果」「~現象」などの行動心理についてご紹介していますが、
「効果と現象の違いって何だろう」
と思い始めました。
調べるとややこしかったのですが、
効果はそれを使って、今起きている現象の因果説明が出来るもの。
現象は原因や効果の作用によって発生するもの。
らしいです。
さて今回はシャルパンティエ効果についてご紹介していきます。
-目次-
1.一キロの綿あめと一キロの砂糖
2.マーケティングにおいてのシャルパンティエ
1.一キロの綿あめと一キロの砂糖
さて、あらためて「シャルパンティエ効果」とは?
なんだかおしゃれそうな名前ですよね。
簡単に言うと
同じ重量の物体を比較した際に、視覚的に大きく見える物の方をより軽く、
視覚的に小さく見える物の方をより重いと錯覚してしまう現象
のことです。
例えば、
「一キロの綿あめ」と「一キロの砂糖」。
どちらが軽く感じますか?
綿あめの方が軽く感じるのではないでしょうか?
このように、同じ重さのはずなのに「綿あめの方が軽い」と
感じる錯覚のことを指します。
それぞれに元々持っているイメージからの思い込みも手伝って
このような錯覚が生まれます。
2.マーケティングにおいてのシャルパンティエ
シャルパンティエ効果のような錯覚は
マーケティングやビジネスの場面でテクニックとして使用されています。
例えば、
「レモン100個分のビタミンC」と「2000mgのビタミンC」。
どちらの方がビタミンCが多く含まれていると感じますか?
おそらく「レモン100個分」の方が多い、と感じるのではないでしょうか?
「レモン〇個」だとイメージがわきやすいですが、
「ビタミンCが〇mg」だとイメージがわきにくいですし、いまいちピンときません。
この様に、お客様がイメージしやすいサイズ・重さで表現したほうが
内容を理解してもらいやすいです。
(他にも「東京ドーム〇個分の敷地」などがありますね)
50%+20%=70%?
また、定価5,000円の商品に対して、
①全品50%OFF さらにレジにて 20%OFF
②全品60%OFF
だとどちらが安く感じるでしょうか?
①のほうが安く感じませんか?
では、実際①②を計算してみましょう。
①全品50%OFF さらにレジにて 20%OFF
5,000円が50%OFFで2,500円。
さらにレジにて20%OFFになり、2,000円となります。
②全品60%OFF
5,000円の60%OFFなので、2,000円となります。
実際はどちらも同じ値段になりますが、
「全品50%OFF、さらにレジにて20%OFF」という表示だと、
「50%+20%で70%OFF?」
という錯覚に陥り、購入されやすくなります。
数字のマジックですね。
この様に、シャルパンティエ効果を使うことにより
商品やサービスのイメージを膨らませたり、良く見せたりする事が出来ます。
また、数字のマジックを使う事でお得感も演出できますよ(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた( ´∀` )ノ